修論発表から学ぶ修論のTips

先日、ようやく修論発表を終わらせることができました。

まぁ、なんとかやり切るところまでいけた、という部分もありつつも、不完全燃焼な部分もあったなぁ…という反省もちらほらと。

さて、修論発表ではいろんな先生方からいろんなツッコミを受けました。
備忘録として、修論発表で指摘されたいろんなことをちょっと書いていきたいと思います。

  • 題目と本文の言語は揃えましょう

英語の固有名詞(「〜〜 number」みたいなもの)で表される研究についてやってきたので、題目は英語で書きました。
が、とはいえ英語で修論を書けるほどの力がついているわけでもない(というよりも面倒くさいw)わけで、本文は日本語。

これはどうやら不自然らしい。

大学の事務的には、なんの問題もないようなのですが、研究者からすると、タイトルの言語で、中身の言語を判断するらしい。
まぁ、今回は英語か日本語という指定があったから、そのようなまぜこぜなことになったのですが、「外国語か日本語」という指定だったら、題目が中国語で本文は日本語、ということもあり得るわけでw
学部生のときはそんな事情も知らないからなんとなくで題目を付けていたのをそのままにしていたら、そのままボロが出てしまいました。

  • 「ご清聴ありがとうございました」はウザい。まとめを入れましょう

プレゼンの本にはよく、スライドの最後に「ご清聴ありがとうございました」と書きましょう、なるものが書かれています。
しかし、先生方からすると、「ご清聴なんて好ましくない!」とイライラさせるらしい。
というのも、先生方によると、研究発表はディスカッションしながら発表を進めていく、というスタイルが好ましいと思っているんだとか。
近年のサンデル教授の対話式授業が人気になる中、研究発表もどうやら対話を重ねたほうが好ましいんだろうね。

ただ、発表する側からすると、「スライドの終わりの目印」のために「ご清聴ありがとうございました」を使うべき、という意見もあるかもしれません*1

そういうときは、「発表のまとめ」を最後に入れるとよいのだそうです。
そのほうが最後に質問するときに発表をプレイバックしやすいからむしろそのほうが好ましいようで。

  • ラベルは自分がわかるものをつけましょう

TeXネタ(これに関しては指摘された、というより修論書いていて思ったこと)。
TeXだと、定理や補題、図などに\rabel{}をつけて、参照したいところに\ref{}をつけることで、参照番号をいちいち手打ちしなくて済むのです。
ただ、どういう定理や補題についてのラベルなのかがよくわからないと、意味をなしません。
なので、内容に関して(自分だけでいいので)わかるようなラベルの言葉をつけたほうが、自分にとって都合がいいかと思います。
また、ラベルリストなるものをテキストファイルで作成して一覧にしておくと、ふと忘れてしまったときも思い出すときに助けてくれるでしょう。

*1:少なくとも僕はそう思っていた