アクチュアリー志望者のための就活攻略(筆記試験編)

就職活動も佳境に入ってくる2月中旬。
今、隣で後輩がアクチュアリー職のESをせっせと書いていますw

修論も終わり、ノンキに動画ばかり見ている場合じゃない!少しは身のため、というか人に役立つことをしろよ!!
というわけで、自分の就職活動を振り返ってみよう、と思い立ちました。
ちょうどタイミングよく、アクチュアリー関連で就活関連で記事が出ていたので(アクチュアリーを目指す理由:The Actuary)、僕もそれ関連で書いてみようと思います。
あちらは志望動機だったので、筆記試験について。

アクチュアリー職で各会社を受験すると、大まかな選考フローはこんな感じです。

説明会→筆記試験→面接(リクルーター含む)数回→内定

就活全般、面接が結構重要なわけですが、他の就職活動と違うのは筆記試験が「やや」専門的である、ということ。
「やや」と括弧書きにしたのは、要するに数学が出題されるわけですが、といっても理工学部1,2年生で習うような問題ばかりなので、独習も可能である、ということです(後述するが、例外もあります)。

この手の情報だと、id:actuary2 氏のアクチュアリー志望者のための就職活動攻略が詳しいですが、僕が受けたときの情報とまとめて、筆記試験をいかに攻略していくかを考えていきたいと思います。
ちなみに、偉そうなことを書いていますが、私は現在内定した会社以外は筆記ですべて落とされて(爆)苦労してきたので、特にボーダー上の人にとっては役に立つかも。

何が出題されるか

一言で言えば、数学です。
具体的に申し上げると、微分積分線形代数、確率統計です。
例外的に、損保ジャパンのアクチュアリー職では「金融工学」と称してファイナンス論の問題を出したり、明治安田生命アクチュアリー職では「ソルベンシー・マージン」など生命保険の専門用語などの意味を答えさせたり、それなりに専門的な知識を求める会社もあります。
が、ここでは数学に限定してお話しましょう。

先ほど挙げた3つの分野から、さらに具体的に何が出るか、というのをまとめると、以下のようなものが挙げられるでしょう。

こんな感じだったかと思います。
微分方程式は出題されるかもしれませんが、僕は見かけなかった記憶があります。
ちなみに、上のトピックを挙げて、ピンとこないトピックが見つかったアクチュアリー志望の人は、今すぐ参考書で勉強した方がいいと思います!
筆記でいろいろと落とされた人が言うことではないですが、就活において筆記で落ちることほど無駄なことはありません。
なので、自己分析やESや面接対策も大事ですが、数学の復習もそこそこやっておかないと、大変なことになります。

具体的な問題はアクチュアリー志望者のための就職活動攻略や参考書の演習問題に譲ることにします(筆記試験の問題って回収されるから記憶でしか覚えていないんですよ。。)。
まぁ、敢えて確率統計だけ挙げるならば、「弱点克服大学生の確率・統計」あたりが手軽に復習できるし、生保数理や損保数理の導入まで書いてあってオススメです。

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僕や周りを見ている限りでは、筆記試験というのはあくまでも「足切り」です(最終面接後に考慮されるかもしれないけど)。
足切り」以上の実力を発揮して、次の面接でアクチュアリーへの思いを語れる人になってもらいたいと思います!


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