世界卓球CMを観た

世はGWで、全国各地へ旅行に行ったり、まったりと家で過ごしていたり、思い思いに過ごされていると思われます。ちなみに、私は後者で、海を眺めながら本を読んだりネットをしたりしています。
さて、来週からいよいよオランダのロッテルダム世界卓球選手権が開催されます。今年もテレビ東京で中継されるようです(実はITTFの動画サイトでリアルタイム中継しているので、卓球玄人はそっちを観ていることが多いのですが)。
そんな中、Youtubeを使って世界卓球のCMコンテストが開催されました。グランプリは4月30日で決まったそうです。今回は、その講評やグランプリ作品がどれか、というのを知る前に、個人的に印象に残ったCM作品をご紹介したいと思います。
一般的なPR論は特に知っているわけではありませんが、私が思う「良いCM」とは

  • インパクトが強い
  • 意図が伝わる
  • これまでの発想にはない表現

だと考えています。だからこそこういうCMコンテストで競争させる、というのは面白いのだと思います。
卓球=ピンポン=正解のベルの音、とかオランダ=風車、という単純な発想でネタかぶりを観るあたり、まだまだ安直なイメージがあるんだな、と思います。また、実際に卓球をプレーするCMもありますが、もう少し練習するかCGをうまく使ってほしいです。素人の卓球をCMで見せられるのはなかなか辛いものがあります。
さてそんな中、なかなか良いと思ったCM、まずはこれ。

卓球のプレーを見せたいなら、これくらいの腕は持ってほしいです。この作品はそのスキルの必要性を満たしていると思います。風車の形をしてラリーをしているのは、経験者からするとこれはなかなか難しい。アイディアは単純だけど、プレーとしては好きな作品。

彼女よりも卓球に熱中する、というネタ。シリアスさとコミカルな対照さがいい。男のしらじらしさがなお良い。

「激しい打ち合い」を敢えてビンタにしたあたりが面白い。なにより、背景がのどかな公園というシュールさ。ビンタが空振りじゃなくてマジ殴りだったらもっと良かったけれども…

オールCGの作品もいくつかありましたが、そのなかではこの作品が良いですね。規則的な動きがかわいらしい。

単純だけど、こういう直球勝負もありだと思います。
さて、そんな中で決めた、私の中でのグランプリ作品はこれ。

アイディア自体は単純なんだけど、発想があまりにもバカバカしくて、インパクトに残ります。CGに頼らず、実写で敢えてチャレンジしているところも評価できます。
ちなみに、本当のグランプリ作品はこちら。

思わず、「え!?」と思う作品。卓球の魅力(スマッシュの速さ)を説明するのにわざわざ車使って、そこからスマッシュ打つかと。何回撮り直したのだろう…。むしろそっちが気になります。
さて、そんなわけで、世界卓球は来週開幕。今年は男子は水谷選手、女子は福原選手と石川選手に注目ですね。久々の世界奪取を期待しています。