2016年は一つの時代の終わり

2016年も終わりが近づいてきました。
振り返ってみても、この1年はいろいろありすぎました。センテンススプリング砲に始まり、熊本地震ブレグジット小池都政、オリンピック、そしてトランプ次期米大統領…。
そんな濃密な2016年でしたが、僕はそんな2016年が一つの時代の終わりなのではないかとつくづく思うわけです。
「『まさか』は起こる」なんていう言葉は宝くじのキャッチコピーのようにも聞こえますが、それが起きた、いや、起きてしまったのがイギリスのEU離脱であり、アメリカのトランプ次期大統領就任でした。開票の状況を見ながら、日経平均が乱高下し、結果的に記録的な下落を招いたのをまじまじと見ていました。当事者ではないですが、何か歴史の証人になったかのような感じがしました。
スポーツ界もそうです。プロ野球では広島がリーグ優勝。失礼承知ながら、カープファン以外の人には誰が予想できたことか。。やはり西武ファンとしては、河田コーチ加入が最大の補強であり、西武にとって最大の誤算だったのかなぁ…。
マチュアスポーツでも伝統校の波乱が続きました。バスケの名門能代工業が県大会連覇が47で途切れ、卓球では名門校として有名な京都の東山と神奈川の湘南工大附の(学校対抗の)連続出場がそれぞれ65、50で途切れ、正月の風物詩・箱根駅伝で伝統の中央大の連続出場が87年で途切れると、この1年で起こったとは思えないですね。。
芸能では、SMAPが今日をもって解散…。広島がリーグ優勝した91年にデビューし、再びリーグ優勝した今年に解散するのはなんとも皮肉的なものです。
天皇陛下の退位ご意向を公表したのは8月。生前退位が決まるまでしばらく「平成」は続きますが、ご意向と相まって、来年以降の「平成」は今までのものとは違うものになりそうです。
グローバル化が進むなか、保護主義に内向きかけようとしています。来年はこれまで以上に先が読めない展開になりそうです。我々としてはそんな中でも粘り強くしたたかに生きていくしかないんでしょうね。
最後に、僕が好きなラジオ番組「たまらなく、AOR」のオープニングメッセージで、この記事を締めたいと思います。

私たちひとりひとりは微力かもしれない、でも決して無力なわけじゃない