アクチュアリーが出てくる映画〜6才のボクが、大人になるまで。〜

試験も終わったということで、久々に映画を観に行ってきました。

今回観たのは、「6才のボクが、大人になるまで。」。12年間も時間を掛けて撮影された作品なんだそうです。

※以下、(本筋ではないですが)若干のネタバレが含まれます。

主役の少年が成長していく過程やその葛藤がメインの見物であるのですが、それは多くの映画評論で語られているので、そちらに譲ることにして、なぜ普段映画に行かない私が観に行こうと思ったか。それは、アクチュアリーが登場するから。
主人公・メイソンの「最初の」父親は、ミュージシャンを夢見ていたのですが、それを諦めて一念発起し、保険会社へ就職しアクチュアリー(字幕では保険数理人)になった、と子供たちに語るシーンがあります。しかも、アクチュアリーの試験に2年で受かった(!)らしいので、この父親頭良すぎじゃないの、思わずにはいられませんでした(日本だと合格まで平均8年かかるのに)。

アクチュアリーが登場する映画というと、「アバウトシュミレット」という作品があり、そこで描かれていたアクチュアリーは、髪はボサボサで社会になじめない象徴のようなものでした。これにはアメリカのアクチュアリー会も抗議したそうで、「本作品におけるアクチュアリーの描写、すなわち、数学オタクであり、社会性を欠き、さらには髪がボサボサというイメージは、97.28892%の確率で誤りである」という声明を発表しました。*1

ではこの作品ではどう描かれているかというと、、私が見る限り、明るい性格でいかにもアメリカナイズな父親。アクチュアリー会の抗議が実った、というよりも「アクチュアリー」は安定を得るための職業、という象徴のように描かれていたという気がします。

是非皆さんにも観に行っていただきたいと思う作品ですが、多くの劇場では12月までの上映のようなので、お早めに。

それにしても、12年間もかけて制作する作品なんて、日本ではできないだろうな、と思って劇場を後にしたのですが、外に出た途端、「子供がまだ食ってる途中でしょうが!」という名ゼリフを残したドラマのことを思い出しました。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B005CFE29S/ref=as_li_qf_sp_asin_il_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B005CFE29S&linkCode=as2&tag=keykeioboy-22北の国から? Blu-ray(期間限定生産商品)
出版社/メーカー: ポニーキャニオン
発売日: 2011/09/21
メディア: Blu-ray
購入: 1人 クリック: 34回

この商品を含むブログ (4件) を見る